久しぶりの更新です。記憶が新しいうちに
備忘録として中型8t限定解除の記録を残して
おくこととしました。



そもそも限定解除をしようと思ったきっかけは・・・



昨年から今年にかけて、家の近くで大規模な土木工事が
始まりました。最初は、工事なんて嫌だな、日々の
通勤ルートも迂回しなくちゃならないし、音とかも
うるさいだろうしほんと嫌だって思っていました。


そんな、嫌なはずの土木工事ですが、始まってみると
意外にも面白いことがわかり、週末のたびに工事の
進捗具合を見るのが楽しみになっていました。


何より、その土木工事を見ていて気付いたのは、
色んな種類の建設機械が面白いように動き回っていて、
それを動かす人たちがイキイキ楽しそうに乗ってる
ようにみえて、とてつもなく羨ましく思ったのです。


現場で働いている人たちは毎日、作業をして、確実に何かを
作り上げていて、私たちの暮らしの安全を守るために汗をかいて
現場作業を続けていました。


ダンプカーの荷台にたくさんの土を載せて現場に荷下ろしする人。
その運ばれた土を大きなバケットのついたショベルカーで別の
場所に移動させる人。その移動した土を丁寧に地ならしして、
ホイールローダーで地固めする人、その周りに杭のようなものを
打ち込むため、クレーン車で打設する人。


その建設機械は大きなものから、人一人が座れるごく小さなものまで
大小様々あちこちで活躍していて、あぁ、私はここにある建設機械
(ホイールローダーとか、ショベルカーとか、クレーン車とか)の
一番小さいのでさえ、動かすことができない人間なのだな、と思った瞬間、
私ってなんて無能な人間なんだろうと思ったほどでした。


今の職場・職種は確かに世間から見たら恵まれているのだとは
思いますが、自分はとにかく遣り甲斐を見いだせないうえに、
毎日何か手を加えて、何かが出来上がっていく、というような
物理的な成果が見えないので、正直もううんざりしているのが現状です。
こういう燻り続けている自分のような人間が、建設現場でイキイキ
働いている人たちを見ているととにかく羨ましくてしょうがない!


私は何かのプロフェッショナルではないので、こういう技能を要する
仕事に漠然とした憧れを抱いているのかもしれません。そんなことに
気づいたアラフォーの私は、40歳を過ぎたころから人生というのは
20~30代に感じていたほどには、長くはないのだということを
幾たびも感じることがあり、今以上に若い日は来ないのだから、
技能でできることを増やすには今しかないと思うようになりました。


そして、、いろいろ調べてみて、まずは一番身近そうな?
中型一種運転免許を取ってみようと思ったのが、今年の3月も
末のことでした。技能系の免許なんて、21歳の大型二輪免許以来
全くの無縁でした。


さて、アラフォーこどおばの小さなチャレンジは続きます。
まずは車校だ。自分のような運動機能も若い人よりは確実に衰えている
40過ぎのおばさんが、果たして中型免許など取れるものだろうか?
そんな不安を抱きながら自宅から少し離れた某教習所に出向いたのが
4月のあたま。


受付の付近をキョロキョロしても、おじさんはそれなりにいるけど
自分みたいなオバサン、教習生ではどこにも見当たらない!!
やべぇ、場違いか!?などと思いつつ、4月頭といえば、3月から
教習を始めた学生さんが4月に入っても教習するのは至って自然な
ことであり、実際自分も普通車の教習は3月から始めたものの技能教習の
予約がなかなか取れずに5月末での免許取得になったことを思えば、
若い子だらけなことはむしろ当然じゃないかと思い直しました。


で、キョロってる私に受付の女性が「入校希望ですか?」と声が
かかりました。

私: 「あ、いや、、ちょっとお聞きしたいことがあって、私みたいな年齢で
    トラックとか一度も乗ったことがなくても中型免許って取れるんですか?」
受付:「じゃあ、まずはこちらにお掛けください。」

といって、入校手続きではなく相談コーナーに様変わりをしたのでした。

受付:「今は免許証はお持ちですか?ちょっと拝見させてください。
    ご希望の免許は中型一種でいいんですよね?」

私: 「はい」

受付:「中型の8t限定をお持ちなんですね、この場合は限定解除の
    審査になりますので、最短だと5時間+卒業検定で取得できますよ」
私: 「えっ、たった5時間ですか!?そんな少ない時間で!?」
受付:「最短で5時間なので、5時間以上乗る場合もあるので、教習次第ですね」
私: 「・・・5時間ですか、、あと、視力検査があるそうですが」
受付:「深視力といいまして、ちょっとやってみますか?」


この後、視力検査とその、深視力検査を受けて、打ちのめされる結果と
なったのでした。


裸眼で視力検査するも、近視&乱視が進んだのか、Cの文字が見づらい見づらい。
普通車であれば問題ないのに、限定解除となると視力が規定に満たないことが
わかりました。

深視力もやってみましたが、そもそも棒が揃うところどころか全体に見づらい。
これも規定に満たないことがわかり、裸眼では太刀打ちできない結果となったのです。

その時、度付きのカラーサングラスを持っていたので、試しにカラーサングラスを
かけてやってみていいですか?といい、実際に検査をしてみたら、視力検査も
見える見える!深視力も誤差1.5cm以内ですんなりOK。


受付:「カラーサングラスでは教習をできないので、眼鏡を作っていただく
    ようですね・・・」

私: 「わかりました(TT)」


そうして、裸眼では中型限定解除なるものにトライすることすらできないと
わかり、その足でJINSに眼鏡を作りに出かけたのでした。




で、無事に眼鏡を作り、視力検査に再び挑んだところ、視力検査も深視力検査も
見える見えるw 無事に通過することができてめでたく入校手続きを終える
ことができたのでした。


つづく